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ようこそウエストバージニアへ2

by 唐草 [2018/11/16]



 『Fallout 76』冒険日記 その2
 
 ぼくはゲームのβテストが大好きだ。荒削りな部分が残っているのもいいし、なんだか開発者と近い関係を築けているような気分になるのもいい。だから、ぼくはβテストのチャンスが有れば片っ端から参加している。今までにどれだけ参加してきたかなんてもうよく分からない。
 『Fallout 76』のβテストに参加したことは、ちょっと前の記事にいろいろと書いてきた。このブログの熱心なファン(もしそんなものが存在するのであればだが)ならぼくの興奮具合をすでにお腹いっぱいになるほど理解していることだろう。
 喜び勇んで参加していたが、ただ単に先行プレーできるチャンスだと考えているわけではない。ぼくだってソフトウェア開発者の端くれだ。自分のプレーが製品版の向上につながると信じてプレーしている。だから、βテストで大問題に遭遇しようとも声を荒げるつもりはない。冷静に報告するだけだ。幸運なことに『Fallout 76』のβテストでは、翻訳ミスとキャラクターのモーションエラーぐらいしにしか遭遇しなかった。
 だが、βテストに参加したことが製品版本編に思わぬ影を落とすことになるとは想像もしていなかった。
 ぼくは、βテスト期間中に『Fallout 76』のメインシナリオを着実に進めていた。その結果、3個のメインシナリオをクリアした。βテストでのプレー結果は製品版に引き継がれるので、製品版に初めてログインしたときもクリア済みとなっていた。クリアしたのはチュートリアル的なミッションなので2度もやりたくはない。引き継がれたのはありがたかった。確かにここまでは良かった。
 でも、ぼくがクリアしたメインシナリオはトロフィーの対象となっていた。ぼくはすでにクリアしてしまっているので自キャラを消す以外にトロフィーを再取得する手段が残されていなかった。トロフィーコンプリートが好きなぼくとしては、なんとも悩ましい問題である。
 このトロフィー問題は、妙な事態を引き起こしている。ゲームを始めたときに取得できるトロフィーの取得率が65%ぐらいなのに、その次に取得できるの「キャンプをした」トロフィーのほうが取得率が高いという逆転現象が起きてしまっている。要するにプレーヤーの3割はβテスト参加者だということだ。
 今後、なんらかのトロフィー救済措置は入るのだろうか?まぁ、このチグハグさをβテストの思い出としておくのも悪くないかもね。