by 唐草 [2017/05/21]
暑すぎる。
まだ5月だというのに30℃を越えるっていうのは、どう考えても暑すぎである。体が夏モードに切り替わっていないので、暑さに順応することができない。
それどころか、衣替えですら追いついていない。
先日、麻の長袖シャツと通気性の良い特殊素材の長ズボンを出したばかりだ。季節相応の5月であれば、この装備で快適に過ごせるはずだ。だから先日冬物をしまう際に、半袖シャツや短パンには触れなかった。まさか、その判断が誤りになろうとは…。
気温に相応しい服が無いので、パンツ一丁のセクシーな姿で押し入れから衣装ケースを取り出す。先日無視した夏物をドンドン出していく。そして、タンスにしまうよりも素早く身につけていく。
なんだか、宝箱から回収した装備品をその場で身につけるドラクエの主人公のような気分になってしまった。
確かに夏服は、快適である。でも、布の服さえまとっていない状況に比べると暑く感じられるのもまた事実。とは言え、いくら休日の自宅と言えどもこれ以上は脱げない。越えてはいけない一線が目の前に迫っている。
あとは、冷房を稼働させるか、家の中の風の通りを良くするぐらいしか選択肢は無い。
冷房を試す前に、窓を開けることを選んだ。まだ暑さの盛りである7月末から8月上旬に比べれば気温は低い。だから、風が通れば涼を感じられるはずである。
養生テープを片手に窓を開けて網戸にしていく。
猫が勝手に網戸を開けて外に出て行かないようにするために養生テープは欠かせない。網戸を養生テープでしっかりとサッシに固定していく。これは、我が家の夏の風物詩である。
半裸一歩手前の真夏の出で立ちで、真夏ときのように網戸を固定していく。そして、暑い暑いこの気温。
今日が日曜日で休みだというせいもあるけれど、なんだか夏休みのような錯覚に囚われてしまった。まだ、5月だというのに。