カレンダー

2015/02
       
       

広告

Twitter

記事検索

ランダムボタン

メガネの下見に

by 唐草 [2015/02/04]



 昨日の話なんだけれども、メガネを下見に行った。フレームがレンズの下だけにあるアンダーリムタイプの現物を見に行くのが主な目的だった。あんまり高いフレームを購入する気はなかったので、テレビでCM流しまくっている安メガネ屋を中心に何店か回ってみた。
 結論から言えば、アンダーリムを扱っているのはZoffだけだった。Webに掲載していない型落ちとかに期待していたのだけれども、そんなものも無かった。残念。
 いくつかの店を回って、今のメガネの流行がだいぶ見えてきた。軽量で、フレームがしなやかというのが流行らしい。まさにぼく好みのメガネだ。時代がぼくに追いついたと歓喜したが、それは早計だろう。この2点は全メガネ利用者共通の望みだ。ようやくメガネ派のワガママな願いが叶うほどにメガネフレームの技術革新が進んだということなのだろう。
 ヒマだったので手当たり次第にいろいろなメガネを試してみた。
 ぼくは試着しているときに店員にあれこれ言われるのがすごくキライ。「なにかございましたら、お気軽にお声をかけてください」と言われて「頼むから黙っててくれ」と言いそうになる。そんな気持ちとは裏腹に試着をしていると店員が声をかけてきたり、隙をうかがってきたりする。その度にそっとメガネを置いて店を出た。
 メガネをかけてもう10年以上。ずっと四角い感じのレンズのメガネばかりを選んできた。だからぼくの中には、「メガネ=四角い」という謎の公式が完成して揺るぎないものとなっている。試しに楕円形のメガネをかけてみると、なんとも言えぬ違和感に襲われる。枠に入れようとしたのにうまく収まりきらなかったときのような落ち着きの無さを感じる。
 久々にセルフレームも試してみたのだけれども、なんだか悪い意味で若く見える。幼くと言った方が良いのかもしれない。やはりメタルの方が、落ち着いて見える。
 そこへ第三の勢力が現れた。
 縁なしだ。
 そういえば、縁なしは無意識に避けていた気がする。これにはちょっとした苦い思い出があるからだ。小学生の時、勢いよく障子を閉めたら障子のレール(?)に置いてあった親の縁なしメガネを真っ二つに折ってしまったことがある。それでかなり怒られた。だが、弁明させて欲しい。ぼくが障子を閉めたのは夜だったし、電気も消えていた。これはぼくの過失ではないだろう。そんな妙な場所にメガネを置いた親の過失だ。でも、当時は言いくるめられた。
 そんな苦い経験があったので、いままでずっと縁なしメガネを避けてきた。でも、改めて見てみるとスマートで悪くない。鼻のところの金具が光沢質でなければこれで決まりだったんだけどなぁ。まだまだ迷う日々が続きそうだ。