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GOTY 2015

by 唐草 [2015/12/06]



 遅ればせながら今年のゲーム・オブ・ザ・イヤー(GOTY)が『WITCHER III』に決まったことを知った。
 この結果には、大いに納得できる。
 ぼくが今年遊んだゲームの中でベストだと思っている作品が選ばれたので、例年以上に納得の結果だし、身近にも感じられる。
 『WITCHER III』は、シナリオやシステムが抜きんでた作品ではない。空気感が印象的だった。街では大勢の人々が行き交っているし、森の中では木々の間を抜けてくる木漏れ日に湿度を感じるような表現がなされていた。賑やかなノヴィグラドに、暗く湿ったヴェレンに本当に行ったことがあるかのような体験をさせてくれる映像表現が圧巻だった。
 この表現は、悔しいけれど高性能ハードだから実現できた表現だと思う。5年後に見たら陳腐な映像に見えることだろう。でも、2015年が描ける最高の仮想空間を提供してくれたことは間違いない。美しい自然もゴミダメのようなスラム街も今最高の技術で描かれている。GOTYの獲得になんの異論もない世界が確かにあった。
 白狼ことリヴィアのゲラルトも有名ゲームキャラクターの仲間入りだと思うと感慨深いものがある。