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2015/12
  
  
       

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イチゴがキモイ

by 唐草 [2015/12/07]



 我が家で使っているカレンダーの1つに『農作物の花カレンダー』という地味なカレンダーがある。この事は、前にも書いたような気がする。普段口にしている野菜の花というのは、意外なほど目にしたことがない。ぼくらが普段どれだけ自然の営みに無関心なのかに気がつかされる。
 今月の花はイチゴの花だ。白い丸い花びらの小さな花だ。
 カレンダーをしみじみと眺めていたら気がついてはいけないことに気がついてしまった。もう、カレンダーを直視出来ない。
 イチゴの花の後に、未成熟のイチゴの実も映っている。接写で花を取っているので実の方は軽くボケている。でも、実だとすぐに分かる程度のボケだ。
 よーく、その実を見てみると薄いピンクの小さな実の表面に淡い緑色の種がびっしりと載っている。まだ未成熟の実なので種は、果肉の中に埋まってはいない。ただ単に表面に並んでいるだけだ。
 その未成熟のイチゴが鳥肌が立つほど気持ち悪い。種が奇妙な水ぶくれのようにも見える。執拗なまでに規則正しく並んでいる様が耐え難く気持ち悪い。何よりピンクの果肉の上に鶯色の種という色の組み合わせが毒々しすぎる。
 見る度に鳥肌が立ってしまう。早く来月になって欲しい。