by 唐草 [2016/04/24]
先日、変速用ワイヤーが切れてしまって一番軽いギアしか使えなくなってしまった自転車を修理に持って行った。
自転車屋では、バイトの兄ちゃんが切れたワイヤー以外も替えた方がいいとしつこく勧めてきた。その提案は、理にかなっているかもしれないがぼくは同意しなかった。ぼくの自転車のフレームは、20年以上使っている。その他のコンポーネントも10年以上使っている。そろそろ寿命が近い。今度大きな故障をしたら、修理はやめて新しい自転車に乗り換えようと考えている。
だから将来を見越してのメインテナンスにお金を使うつもりはなかった。
そんなことは露と知らぬバイト君と不毛な押し問答をしてイライラを貯めつつも、最低限の交換だけを依頼してきた。
夕方近くになって自転車屋から電話がかかってきた。修理がようやく終わったようだ。
いつも通り電話を受けたが、その内容は修理の完了を告げるものでは無かった。
リアディレイラーのバネが完全に壊れていたらしい。これは、変速機全体を交換しないと直せない大きな故障だ。
直すべきか?それとも買い換えを決意するべきか?
きっと、今が決断の時なのだろう。ぼくは、新車への乗り換えを決意した。今はフレームとサドルポストしか残っていないけれど、ベース車購入から二十余年。よく乗ったものだ。