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謎ハードディスク

by 唐草 [2017/06/03]



 先週のサーバ故障以来、家にある機器を総動員してサーバトラブルを乗り切った。普段は眠っているだけのATOMのベアボーン機も久々に活躍できた。
 どうにか仕事環境とカラクサラボは復活できた。でも、その影で得体の知れないものが転がっていたことが発覚することとなった。
 自室のラックからATOMのベアボーン機を引っ張り出した際に4枚のハードディスクが出てきた。1枚だけは、なんとなく中身が予想できた。でも、残りの3枚はまったく見当が付かない。
 せっかく基盤剥き出しのコンピュータが転がっているので、謎なハードディスクの中身を確かめることにした。何が入っているか分からないので、用心のためネットからは隔離しての検査だ。
 
1.Western Digital製160GB(3.5インチ)
 これは、唯一中身が想像できるディスクだ。以前ベアボーン機のOSを入れていたディスクだと思う。CentOS 5が入っているはずだ。
 大ハズレだった。
 OSすら入っていなかった。
 これは、前に勤めていた会社で使っていた先代の社内ファイル共有サーバのバックアップディスクだった。
 
2.Western Digital製120GB(2.5インチ)
 小さな2.5インチディスクなのでノートPCから回収したものだと思われる。でも、まったく心当たりが無い。
 得体の知れないものを触るような感覚でPCにつないでみたら、古いUbuntuとWindows Vistaのデュアルブート環境が入っていた。
 まさかのWindows Vista。
 Vistaの文字を見て思いだした。何年か前に「調子悪くて使い物にならない」と言われて廃棄目前だったノートPCを譲り受けたことがある。そのノートPCに入っていたディスクだ。その後、容量の大きな2.5インチディスクを入手したので換装した。だから、2.5インチディスクが剥き身で放置されていたのだった。
 
3.Western Digital製1TB(3.5インチ)
4.Seagate製1TB(3.5インチ)
 大容量1TBのディスク。
 中身は、どちらも完全にブランクだった。フォーマットすらされていなくて、完全ディスク消去したものだった。消去済みディスクということを確認して思い出した。
 これらは、依然契約していた会社が解散になった際に、廃棄されるPCからぼくが抜き出した物だ。
 会社の都合とは言え、使えるものが廃棄されてしまうのはもったいない。そう考えて、スカベンジャーのように会社のPCを漁ってめぼしいパーツを回収した。その時の戦果である。
 メモリとCPUも回収すれば良かったと今さらながら悔やまれる。
 
 ちょっと棚を漁ると謎なハードディスクがゴロゴロ出てくる。そんなぼくの自室。ある種のオタクにとっては宝探しができる部屋なのである。