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原因は慢心

by 唐草 [2017/09/02]



 金曜日は外部からカラクサラボにアクセスできない状況になっていた。そのことに気が付いたのは、すでに日が変わった午前0時過ぎのこと。1日分のアドセンス収益を失ったという直接的な損害もあるが、それ以上に痛いのはコンスタントにこのサイトを訪れてくれる人に暇つぶしの時間を提供できなかったことの方だ。
 自宅にサーバを設置していると外部からアクセスできているのかを確認するのが難しい。今回もその罠にはまってしまったわけだ。これで何度目のミスだろうか。
 今日、サーバがアクセス不能になっているのに気がついたもの偶然に近い。サーバ機の前面に付いているLANのアクセスランプが点滅していないことに偶然気が付いたから事態を把握できた。小さな緑色のLEDなんて凝視するものでは無い。問題に気が付けたのはラッキーとしか言いようがない。
 なぜアクセス不能になったのか。その原因は、プロバイダにある。木曜の11時過ぎぐらいにプロバイダのDNSが攻撃を喰らってダウンしていた。それを境に接続状態が急激に不安定になった。多くの利用者が一斉に再接続を試みたせいだろう。かく言うぼくもその一人だ。
 その影響で、我が家のIPアドレスが変わった。ログを確認してみたら実に半年ぶりの再接続だった。
 ここから先は、完全に自動で作業が進む。IPアドレスの変更を検知して、ダイナミックDNSに更新のクエリを送信する。その後DNSレコード更新が伝播すれば、処理は終了。新しいIPアドレスとkarakusa-lab.comのドメインが結びついて正常にアクセスできるようになる。
 結論から言うと、この自動処理が失敗していた。なぜか?
 それは今年の4月頃にダイナミックDNS更新のためのパスワードが変更になっていたからだ。「変更しましたよ」というメールは届いていたのだが、自動処理を更新するのを完全に失念していた。
 4月以降、ネットが切れればいつでも今日と同じトラブルが発生する状況にあった。ただ、幸運にも一度たりともネットが切れなかったので問題が発覚しなかったに過ぎない。
 自動処理を信じ切って更新を怠っていたぼくの慢心が生んだトラブルである。