by 唐草 [2015/03/15]
今日は、2015年のF1開幕戦。南半球オーストラリアGPの日だ。
生放送でF1を見るにはCS放送に加入するか、違法なネット配信を見るしか手段はない。ネット配信に頼っていた時期もあったのだが、ここのところ対策が本格化してきて視聴に耐えるものが無くなってきた。だからと言って、年間数試合のためにCS放送に加入する気も起こらない。
結果として、BSの録画放送を見ることになる。
ネットでの情報が早すぎるので、油断していると録画放送の前に結果を見聞きしてしまう。録画のBS放送を楽しもうと思ったら、ネットを断つ努力が必要になる。
F1好きを自称しているが、毎年確実に観戦するのは開幕戦と鈴鹿で開催される日本GPぐらい。
開幕戦を欠かさず見ているのには、理由がある。
その年のマシンが初めて実力を発揮する瞬間を見られるからだ。テストと実戦はまったく違う。フタを開けてみるまでどうなるか分からないのが、モータースポーツの楽しみのひとつである。
今年は日本人ドライバーが不在となってしまったが、ホンダエンジン復活なので日本からの注目度は高い。バブル時代にF1を見ていた層からすると「マクラーレン・ホンダ」という響きに特別な思いがあるそうだ。
注目度が高いのは紛れもない事実だ。ぼくだって、尻尾を巻いて無様にF1から逃げ去ったホンダがどの面下げてF1に帰ってくるのか興味がある。でも、まったく期待していない。
シーズン前のテストの成績が、目を覆いたくなるほどひどいのだ。レース以前としか言いようがない。動いただけで歓声があがる有り様だった。
果たして、そんな状態で開幕戦を迎えたらどんな事になってしまうのだろうか?怖いもの見たさで、今年も開幕戦を観戦した。
結果は、18台出走で11位完走。悪くないように思えるが、リタイヤ続出で完走できたのはわずか11台。要するに最下位だ。とは言え、ぼくは完走すらできないだろうと読んでいたので、この結果には驚いているし、前向きに捉えたいとも思っている。
冷静に考えると期待する要素なんて何一つ内のだけれども、それでもホンダには頑張ってもらいたいと思ってしまうのがモータースポーツファンの悲しい性。