by 唐草 [2022/11/14]
先日購入したスマートスピーカーのAmazon Echo Dotは、当初の予想を超えて活躍している。はじめはただの安価なBluetoothスピーカーとして購入したが、今ではAI搭載スマートスピーカーとして利用する機会も多い。
使い方の変化は、ひとえにAlexaの押しの強さにある。
Alexaを使う以前にSiriやGoogleアシスタントを試したこともある。はじめこそ音声対話エージェントに驚いたが、ぼくがエージェントに求めることが少ないのですぐに飽きてしまった。これはぼくだけに限ったことではないのかもしれない。
100の機能を備えた素晴らしい製品を作っても、それにユーザがついてこられなければ宝の持ち腐れでしかない。それどころか、あまり使えない製品だと烙印を押されてしまうかもしれない。
Alexaは、会話の所々に「〇〇もできます。『Alexa、〇〇して』って言ってみてください」のようなことを挟んでくる。スマートさに欠ける機能紹介だが、なんだかんだで機能への理解は進んでいる。
気がつけばただのBluetoothスピーカーは、時計であり天気予報でもあり、時々ダジャレを言って、謎の歌を歌い、その日にまつわるトリビアを告げる機械へと進化した。これはアップデートでAlexaの機能が増えたのではなく、ぼくが学習して使える機能が増えたということ。
もしかしたら、もっといろいろなことができるかもしれない。
と言うわけで、照明や家電をAlexa経由で操作できるようにしようと思い立った。これがうまくいけば、もうリモコンを探して部屋をひっくり返すこともなくなる。また、屋外から家電を操作できるようにもなる。帰宅前にエアコンを遠隔起動して部屋を快適にすることもできるし、夜になったら自動で照明がつくようにしておけば防犯にもつながる。
そんな夢の未来生活を思い描いて商品を探してみたのだけれども、全部を同時に叶えるのは難しそう。強引に実現するには、家中にスマート赤外線リモコンとスイッチボットを置くことになる。力技で未来感を演出するのはスマートじゃない。