カレンダー

2014/09
 
    
       

広告

Twitter

記事検索

ランダムボタン

無接点チャージ

by 唐草 [2014/08/30]



 現代社会は充電に溢れている。ありとあらゆる物を充電しながら日々の生活を送っている。
 ぼくの身の回りにもそんな機器が溢れている。タブレットと携帯電話、モバイルルータ、それに3DSなどのゲーム機。ゲームのコントローラーも充電式だし、乾電池で動く機器のためにエネループの充電も欠かせない。電動歯ブラシも充電が必要だ。コンセントは、充電用アダプターでいつも塞がっている。
 充電事情も日々進化している。
 通信がワイヤレスになったのと同じように充電にもワイヤレス化の波がやってきている。日本だとQiなんて規格が一歩リードしている印象がある。
 でも、ワイヤレス充電がメジャーかと問われても、YESとは答えにくい。
 充電スタンドにポンッと機器を載せるだけで充電が出来るワイヤレス充電は、本当に便利な規格だと思う。USBの向きに苦慮している時代はもう過去の物になるべきだ。
 ところが不思議とメジャーになれないワイヤレス充電。なんで便利なのに広まらないのだろうか?
 すぐに思いつくのは、専用の充電ボードを購入しなくてはならない点。まだ、ちょっと高い。でも、規格化されているので1個買えば、様々な機器で使い回すことも夢じゃない。もう、「あのアダプターがない」と部屋を引っかき回す手間からも解放されるはずなのだ。
 でも、メジャーになれていない。
 今日、ふとワイヤレス充電がメジャーになれない理由が分かった。実に単純な事だった。
 充電ボードに載せなければいけないので、充電しながら機器を使用することが難しい。これが、ワイヤレス充電が広がらない最大の原因では無かろうか。
 例えばスマホで動画を見ているときに充電が無くなってしまったとしよう。ケーブルであれば充電しながらでも、使用を継続することが出来る。でも、ボードの上に置いてしまうと機器の位置が固定されてしまう。無論ボードの上でも視聴を続けることは出来るが、閲覧者の姿勢に制限が加わってしまう。
 これが、無接点方式のワイヤレス充電が普及しない最大の原因だと思って間違いないだろう。
 無線LANの様な充電ボードすらいらないワイヤレス充電規格の実用化が待たれる。