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毎日の情熱

by 唐草 [2018/12/02]



 最近のオンラインゲームやスマホゲームの多くには、ログインボーナスとは別にデイリーミッションのような日替わりの要素が導入されている。大抵の場合、1日に1度しかプレーできない代わりに報酬が良かったりする。ゲームで遊ぶモチベーションを失わせまいと努力する運営のセンスが問われる重要な要素である。
 要するに運営側が毎日日替わりの美味しい餌をまくことで、惰性で遊ぶプレーヤーを逃さないようにしているわけだ。遊ぶプレーヤーたちもそれに飼いならされてしまっている。毎日の習慣のようにログインし続けている内にデイリーミッションをこなすためにプレーしている錯覚に囚われてしまうことさえもある。
 数年前に遊んでいたDQXは、デイリーミッションが運営の想定を超える使われ方をしていた。仲間とミッションをシェアできる機能に目をつけた賢いプレーヤーが、大当たりのミッションを販売するという奇妙な習慣が生まれていた。そして、それを並んで買うという日本人的なローカルルールが完成していった。懐かしくもあるし、今考えるとバカらしくもある。
 ココ最近のぼくがせっせと遊んでいる『Fallout 76』もオンラインゲームである。マップが広すぎて他のプレーヤーと遭遇する機会が滅多に無いのでオンラインゲームであることを忘れそうになってしまうが、ラグとバクの具合が間違いなくオンラインゲームであることを思い出させてくれる。『Fallout 76』にも「デイリーチャレンジ」と呼ばれるデイリーミッションがある。
 デイリーチャレンの報酬は、驚くべきことに課金ポイントである。1個達成すると10円から20円相当のポイントが貰える。毎日5個設定されているので、デイリーチャレンジをコツコツと達成していけば、1円たりとも支払わずに課金要素を購入することができる。割と太っ腹な報酬が設定されていると言えるだろう。
 でも、ぼくはデイリーチャレンジを達成したことがほとんど無い。意図せず偶然に達成したことが数回あるが、狙ってクリアしていこうとは考えていない。どうしてだろう?
 まだまだシナリオに注力していてるので、オマケの要素に注力する余力がないというのも理由の1つだと思う。でも、これが一番の理由ではない。
 たぶん、チャレンジの内容が面倒なのが最大の理由だと思う。
 課金ポイントがもらえるのはありがたいが、「よしやってやろう!」という気になれない面倒な内容ばかり。これでは近い将来に多くのプレーヤーのモチベーションをキープできるか今から不安である。報酬を減らしてもいいから、もう少し簡単にしてほしい。