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すき焼き

by 唐草 [2015/03/08]



 今日の夕飯は、すき焼きだった。
 すき焼きというと生玉子で食べるのが一般的な食べ方だろう。だが、ぼくはこの食べ方がキライだ。我が家では、生玉子をからめて食べる人がいない。だからすき焼きと言えども生玉子が食卓に並ぶことはない。
 我が家のすき焼きの割り下の味が独特とかそういうこともない。我が家は家系的に卵の生食を好まない。そういう家庭環境に育ったので卵を使わないというわけでもない。ぼくだって、世間の食べ方を知って生玉子を試したこともある。それなりに美味しいとは思うのだが、どれも卵黄味になってしまう印象が強い。せっかく様々な具材が入っているのだから、一緒くたに卵味ではおもしろくない。
 そんな思いがあり、生玉子は使わなくなった。
 そういえば、卵かけご飯も20年以上食べていないと思う。小学生の頃は好きだった。けっこうな頻度で食べていた記憶がある。でも、あるときを境にパッタリと食べなくなってしまった。なんで食べなくなったのか。そのきっかけは覚えていない。些細なことだったのかもしれない。
 ぼくの食事に生玉子がでることは、まずない。
 目玉焼きは半熟じゃなければ食べたくはない。完熟はキライだ。そういえば、卵かけご飯は作らなくなったが、半熟の目玉焼きをご飯の上に載せて食べる通称「目玉焼き丼」はよく作る。黄身と醤油がご飯にからむと美味しい。
 あれ?これって味的には卵かけご飯と大差ないのでは無いだろうか?
 そうか、分かった。ぼくは卵の生の白身がキライなんだ。
 テフロンで焼いた目玉焼きが嫌いなのは、白身がパリッとしないから。ゆで卵があまり好きではないのも、白身の匂いが好きでないから。味を染み込ませた煮卵なら全然平気だ。すき焼きに生玉子をからめたときも、白身のドロッとした食感がイヤだったような気もする。同じ理由で卵かけご飯も食べられなくなったのかもしれない。
 ならば白身を取り除いた卵黄だけならすき焼きのオトモにできるのかもしれない。だとしても、余った白身はどうしよう?メレンゲも作る?