by 唐草 [2015/06/02]
猫という生き物は、好奇心に手足と尻尾を付けた生き物としか言いようがない。目に映るすべてのことを「おもしろい」か「おもしろくない」の2つで判断して生きている。一度「おもしろい」と判断すればとことん遊ぶ。だけれども、同時に飽きっぽい生き物でもある。
お気に入りのおもちゃも、何かのきっかけでふと飽きてしまうとしばらく見向きしなくなる。何かが原因でキライになるというようなハッキリしたものでは無い。ただ、ある瞬間から飽きるのだ。
我が家の猫は、5月初めまでフサフサの猫じゃらし棒がお気に入りだった。ひとたびフサフサを振ってやれば、壁を走るぐらいの勢いで飛びかかってきた。でも、今は完全に飽きている。顔の前で振っても迷惑そうな顔をするだけだ。
フサフサ棒に飽きた代わりに、今は懐中電灯にはまっている。床に映った懐中電灯の光を追い回している。実体のないものでも構わないらしい。フサフサ棒を振り回すよりも懐中電灯で地面を照らすだけの方が遥かに楽なのでぼくとしては、猫のブーム変化に助かっている。
我が家には自転車用の取り外し可能なライトを含めいくつかの懐中電灯があるのだが、どうやら猫好みというのがあるようだ。どの懐中電灯でも同じようにじゃれるわけではない。光の色なのか?集光率なのか?どの辺が猫好みなのかはハッキリしないが、ぼくの部屋にある白い懐中電灯がお気に入りらしい。
光を追う遊びがそんなに好きならば、レーザーポインターでも買ってみようかと考えた。授業で使いたかったので前々から買おうと思っていたのだが、使う機会が少なさそうなので見送っていた。でも、猫と遊べるのであれば無駄にはならないだろう。
調べてみたらレーザーポインターはかなり高い商品だった。良いモデルだと1万円から2万円ぐらいする。安いのでも3000円位する。もっと安いのは無いのだろうか?探していたら1500円ぐらいの品が見つかった。猫じゃらし用レーザーポインターで、猫の手の形をしている。照射ボタンは肉球型だ。こんなん、授業で使えるかっ!