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白いアレ

by 唐草 [2018/02/19]



 今日も我が家のバードフィーダーは大盛況。スズメの団体さんとハトのペアが交互に来ている。スズメとハトが共存してくれたらさぞ麗しい光景になるのだろうけれど、残念ながらそんな姿を目にしたことはない。ハトが来るとスズメはどいてしまう。スズメがハトに遠慮しているのか、それともハトがスズメを威圧しているのかは分からないが、自然界での力関係が人工の餌場でもそのまま反映されている。そんな力関係ですらおもしろい。どんな形であれ間近に野鳥を観察できるのは楽しいものだ。
 ただ、良いことばかりではない。1つだけやっかいな問題がある。糞の問題である。鳥は食べながら糞をする。人間で考えると恐ろしい話だが(想像すらしたくない)、体の重量を少しでも軽くしたい鳥類ならではの機能なので仕方がない。スズメの糞なんて1つは直径5mmぐらいの白いカスでしかない。普段だったら見落としてしまうことだろう。でも、さすがに10羽ぐらい来ているとバカにならない。バードフィーダーの周囲が、不自然に白くなっている。ましてやハト。体も大きいので、糞もでかい。
 一方的に愛でて楽しみたいという思惑は、成り立たなかった。糞という現実が、生き物と触れあう代償として付きまとうのだ。
 我が家の敷地だけで糞をしているのならば、「しかたねぇなぁ、野生だもんなぁ」とおおらかな気持ちで野生を受け入れ、時々掃除をすればいい。でも、相手は鳥だ。人間の決めた境界なんかお構いなしに飛び回り、糞を落としていく。
 我が家の向にある家の前に立っている電柱が、スズメのお気に入りスポット。まず、高い電柱の上に張り巡らされた電線に留まって、そこから餌場を観察する。観察するだけなら良いのだけれども、ついでに糞をしている。だから、隣家の前にも我が家ほどではないが糞の跡がある。
 この電柱はもともとよく鳥が留まっていた。だから前から糞があったが、我が家がバードフィーダーを設置してから明らかに量が増えたように見える。幸いというか、好都合というか、表現が難しいのだけれども、近所の桜畑が宅地化されたせいで鳥の分布が大きく変わった。その影響が大きいと解釈することもできなくはない。
 とは言え、これがご近所トラブルに発展しないといいなぁ。