by 唐草 [2015/05/09]
ぼくは柑橘類が好きだ。
果実のまま食べるのも好きだが、ジュースも好き。レモンジュースとかグレープフルーツジュースを自分で絞ってもいいと思っている。とは言え、あくまで思っているだけ。実際に絞るとなるとなかなか骨の折れる作業となる。片付けも大変だ。楽をしたいのでいつも市販の100%ジュースを購入してしまう。
グレープフルーツジュースは市販されているが、レモンジュースは市販されていない。レモン系のジュースはどれも名ばかりで、大抵が合成香料でごまかした果汁なしのドリンク。仮に果汁が入っていたとしても2%程度しか入っていないものがほとんどだ。
レモン丸かじりをできるぼくが自分で絞って作るレモンジュースは、果汁15~20%ぐらい。この濃度だと舌を刺すような強い酸味を楽しむドリンクとなる。ガムシロを入れても甘みが分からないほどに酸味が強い。とても市販できるものでは無い。
実は、レモンを搾らなくとも高濃度のレモンジュースを作ることができる。
業務用のレモン果汁を買ってくればいい。レモンサワーとかを作るための濃縮還元原液だが、揚げ物なんかにも使えて何かと便利な品。
今日もレモン果汁を買いに行った。
するとレモン果汁のとなりにライム果汁が売られていた。
ライム果汁も酒を割るのに使うものだろう。でも、レモン果汁と同じように料理にも使えるかもしれないし、水で割って飲んでも美味しいかもしれない。三ツ矢サイダーでライム果汁を割ればスプライトになるかもしれない。
色々と活用のアイディアが思い浮かぶ。
レモンを買うつもりだったが、気がついたらライムを買っていた。
家に帰ってからまず原液を一口なめてみた。
ライムの爽やかな香りが鼻を抜ける。レモンとは違う香りだ。エスニック料理を連想させる柔らかい香り。香りの余韻を楽しむのも束の間、強い酸味が舌を襲う。レモン果汁よりずっと強い酸味だ。
ほほう、これはよい買い物をしたかもしれない。
早速、三ツ矢サイダーを割ってみる。分量は分からないので香りがスプライトっぽくなるまでライム果汁を入れてみた。
その結果出来上がったライム割り三ツ矢サイダーは…。
舌が痛くなり味がよく分からなくなるほど刺激的なドリンクとなった。
ライム強すぎる…。レモン感覚で使うと痛い目に会うな…。