by 唐草 [2015/05/13]
また、100円なのか。
ミスタードーナッツの前を通った時、そうつぶやきそうになった。
先日も100円セールを行っていた。たしか2週間ぐらい前だったはずだ。ミスドは隔週で100円セールを開催するようになったのだろうか?
こんなペースでセールを乱発されるとドーナッツ好きのぼくでさえありがたみを感じなくなってきてしまう。今日は店舗に入ることなく「またか」となかば呆れたような醒めた顔で店舗の前を通り過ぎるだけだった。
これだけの頻度で100円セールを開催するのならば、いっそのこと100円販売を常態化してしまえば良いのではないだろうか?と一瞬考えてしまったが、それはぼくの早計なのだろう。
仮に常時100円だったとしたらぼくは、今ほどの頻度でドーナッツを買っていただろうか?たぶん買ってないだろう。ここ最近ドーナッツを買ったのは、「期間限定」と「割引」という心ときめく2つの単語に釣られて店に入っていたためだ。今を逃したら次に安く買うチャンスがいつ来るのか分からない。そんな焦りにも似た心理にさせられていたように思える。いつでも安いと思ったら焦りなんて微塵も感じなかっただろう。
だから常態化するよりも隔週で100円セールの幟を掲げた方が効果的なのだろう。ぼくはミスタードーナッツの手のひらで踊らされていたに過ぎないのだ。
最近の100円セールは、セールごとに100円になる商品が変わる。このやり方もうまい。セール品は当然手に取るし、自分のお気に入りは定価でも買ってしまう。ちなみにぼくはオールドファッションに目がない。幸いなことにオールドファッションは、今までずっとセールの対象。この先もずっと100円セールに踊らされることになるのだろう。