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モニタを覗き込む違いの分からない男

by 唐草 [2023/06/28]



 今のぼくは、お金のために誰かに振り回されながら働くことよりも、自分のペースでコンパクトに生きることを選んでいる。それは、毎日午後3時にコーヒーを飲んで、ちょっと昼寝するような生き方だ。
 こういう自分のペースを最優先した生き方ができるのは、コロナ禍の数少ない恩恵と言える。すべてはリモートワークのおかげである。
 ぼくの仕事はコンピュータさえあればどこでもできる。契約先のPCにリモートアクセスできれば、そこが職場になる。リモートアクセスソフトがぼくの働き方の理想を実現してくれた。
 今や、リモートアクセスソフトのGoogle Remote Desktopは、ぼくのライフラインそのもの。それが無料なんだから本当にありがたい。
 この4年間ずっと頼ってきたGoogle Remote Desktopは、少しずつアップデートを重ねて進化している。最新版では、リモートPCの性能や回線状況に合わせて3種類の動画エンコードを選べるようになった。それが次の3つ。
 変換負荷は小さいが、圧縮率の低いVP8。
 VP8を進化させ、さらなる高圧縮と映像の劣化抑制を実現したVP9。ただし、少し変換負荷が増えている。
 そして、VP9を進化させた最先端の動画形式のAV1。動画の劣化を防ぎながらも、従来を大きく超える高圧縮を実現した。ただし、最近のPC向けの規格なので変換不可はVP9よりも更に大きい。
 VP8、VP9、AV1のどれを選ぶのがいいのだろう?さも詳しそうに3つの紹介を書いたが、これはWebで得た情報の受け売り。負荷が大きいとあるが、それがどの程度なのか全然わかっていない。
 今日は、3つの規格の優劣をはっきりさせようと色々比べてみた。
 タスクマネージャーを見ながらいろいろ試したが、違いは誤差レベル。規格の性能よりも配信する映像の影響が大きくて、違いがよく分からなかったというのが正直な感想。
 強いて違いを挙げるなら、AV1だと文字がくっきり見えるような気がしたというのが精一杯。それも気のせいの域を出ていない。
 ぼくは、動画エンコードの違いの分からない男。