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地震マップ

by 唐草 [2024/03/09]



 地震情報は様々な場所で配信されている。
 ぼくは揺れを感じると真っ先にYahooのリアルタイム強震モニタを確認する。自分が感じた揺れがP波なのかS波なのかを確認したいからだ。現代の高度に情報化した仕組みがあれば、緊急地震速報が発せられないような規模の小さい地震でも本震の揺れを感じるよりも先に数秒先の未来の揺れを予想することができる。
 リアルタイムな地震情報を得るならUIの分かりやすさとサーバの安定性からYahooが一番使いやすい。だが、地震の傾向を見ようとすると新しいものから順に一覧表になっているだけのYahooは使いにくい。
 どこでどんな規模の地震が起きているかを地域性に着目した地震情報を得るのならば、EdgeブラウザからワンクリックでアクセスできるMSN天気予報の地震情報がいい。このサービスでは、震源のおおよその位置と地震の規模を日本地図上にプロットしている。ひと目見ただけで、どこでどれぐらいの地震が起きているかを理解できる。
 素人考えだと同じ場所で2,3回立て続けに地震が発生すると「この断層がヤバいかも!?」と早合点しがち。でも、日本全体で見てみれば2,3回同じエリアで地震が続くことなんてザラだったりする。
 日本全体を見回すと能登半島付近は規模こそ小さくなったがまだ揺れまくっている。地図を拡大して正確な震源場所を確認すると集合体恐怖症が発症して全身総毛立ちそうなほどに震源が表示される。東北に目を向けると大震災の引き金になった沖合の断層は、いまだに規模も頻度も活発なことが分かる。
 今、もっともやばい感じがするのは千葉周辺だ。頻度は能登より少ないが、規模だけ見ると能登より大きな揺れが多いぐらい。何年後かにアレが前兆現象だったと言われても納得しそうな不穏さを抱えている。
 地図を拡大すると報道されないM2.5未満の地震も表示される。中にはあっと驚くような場所が震源になっていることもある。先日は徒歩圏の場所が震源だった。その地震は小さすぎて気づいてすらいない。
 気づかない小さな存在を考慮せず、目立つことだけでギャーギャー騒いでしまう素人の滑稽さよ。