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ぼく夏VR

by 唐草 [2016/07/31]



 『ぼくの夏休み』シリーズというゲームがある。昭和の小学生の夏休み体験ができるゲームだ。ノスタルジーが楽しいと昭和に小学生だった世代にも人気のゲームだし、ぼくのようなその時代を知らない者でも古い映画を見ているような感覚で楽しむことができる良作だ。4まで発売されている人気シリーズだったのだが、それ以降なんの音沙汰もない。
 ネットを見ていると、ぼくと同じように新作である『ぼく夏5』に期待している声は少なからずあるようだ。
 ホラーな8月32日バグで有名な初代『ぼく夏』は、PSのゲーム。当時のスペック的な制限もあって、『ぼく夏』シリーズはエリアチェンジしながら紙芝居のような背景を歩き回るスタイル(FF7のようなものを想像すればOK)をずっと継承している。このシステムは、ちょっと古い。レトロな世界を描くためにあえて古めのシステムを使っていると言うこともできるが、その言い訳だって苦しく聞こえてしまう。
 もし新作を作るのなら、今のテクノロジーを存分に使ってもらいたい。
 背景固定のエリアチェンジ式なんてやめて、自由に世界を駆け巡ることのできるオープンワールド化は必須事項だ。オープンワールドにするとおじさん出没処理が大変そうだが、そんなことは些細な問題だ。そして、より没入感を高めるためにVRの導入も欠かせない。
 オープンワールドとして作られた仮想の昭和の夏休みをVRゴーグルをつけて走り回るなんて最高にSFじゃないか。
 こんな高いハードルを求めているファンがいるから新作が作れないのかもしれないなぁ。