by 唐草 [2016/11/07]
11月と12月は、1年でもっとも授業が多い時期である。短期集中の講義が開講されるので学生並みに学校へ足を運ぶハメになる。もちろん授業が増えれば、その分、実入りも増える。とは言え、やはり学校に長時間いたくはないものだ。これは、学生時代に刷り込まれてしまった感覚なのだろう。立場が変わっても、いまだに「できるだけ授業には出たくない」という精神は無くならないでいる。
月曜と金曜に変則的なスケジュールで授業が入っている。どちらも4限と5限の2コマ連続の授業。15時ぐらいにスタートして18時過ぎ終了という時間割となっている。
この時間って、一番お腹が空く時間。
だから、お菓子は必須。
授業をやっていて一番困るのが、空腹。腹痛とか頭痛は、集中してしまえば案外どうにかなるもの。それに、いざとなればトイレに駆け込むという対処法があるので、10分ぐらいのロスで復旧できる。
でも、空腹はダメだ。
まず、集中力を乱す。どんなに集中しても、腹がひと鳴りすればアウト。自分が空腹であるという現実に戻される。
そして、空腹からの復旧が難しい点もやっかいだ。何か食べるまで空腹は続く。飴とかでは一時凌ぎにしかならない。固形分を胃の中に押し込まない限り、腹は空腹を訴え続ける。
都合良く、菓子パンでも持っていない限り空腹から逃れることはできないのだ。
だったら、菓子パンを持っていればいいじゃない。これが、去年4限5限の授業をして得た教訓。
だから月曜と金曜のぼくの鞄の中には、菓子パンが隠されている。そっと授業を抜け出し、さっと食べる。これこそ良い授業を行う秘訣。