カレンダー

2016/11
  
   
       

広告

Twitter

記事検索

ランダムボタン

30円の贅沢

by 唐草 [2016/11/16]



 今日は、学食で一番高い600円の定食を食べた。どうしても和風ハンバーグが食べたい気分だったので、滅多に選ばない600円の定食をチョイスした。
 一番よく食べているのが、570円の定食。500円台で暖かい定食が食べられるというのは、どう考えても安い。600円だって安い部類だ。
 ただ、570円の定食に慣れてしまっていると、600円が高く感じられてしまう。学食で一番高いという事実が、高く感じる気持ちに拍車をかけている部分もあることだろう。
 たった差額30円なのに、いつもと違う贅沢をしているような気分になってしまった。
 なんと安上がりなことだろうか。
 贅沢って何なんだろう?
 そんなことをハンバーグを食べながら考えてしまった。考えはサッパリまとまらないが、ハンバーグはドンドン減っていく。結局、食べ終わっても結論なんて出なかった。というか、途中から考えるのを放棄して黙々と食べているだけだった。
 食べ終わってから改めて考えをまとめる。
「いつもと違う体験のためにお金を出したことに満足すること」
 こんな考えが浮かんできた。
 いくら出すかは、必ずしも重要ではないのかもしれない。多い方が、確実に違う体験はできるかもしれない。でも、うまくやれば30円でも十分かもしれないし、5円でも良いのかもしれない。
 とは言え、+5円でできるプチ贅沢なんて思いつかないなぁ。お財布事情だけでなく、発想も貧困なのかもしれない。