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独自の電解水

by 唐草 [2014/04/22]



 OAクリーナーとでも呼べばいいのだろうか?PC周りの清掃に使用するのに適した液体がある。
 界面活性剤入りのガラスクリーナーのようなものでモニターなんかを拭いてしまうと洗剤のべたつきが残ってしまうし、汚れは取れたけれど画面に洗剤のあとが残るなんてこともある。一口にクリーナーと言っても適材適所なものを選んでやらないといけない。
 さて、OAクリーナーの正体とはなんなのか?
 パッケージを見るとたいていの場合、電解水と書いてあることが多い。
 電解水って文字だけをみると怪しげな健康食品のような印象もあるかもしれない。でも、高校レベルの化学の知識を思い出せば電解水なんてごく当たり前の存在だということに気が付けるはず。
 パッケージの隅っこに小さく書かれた成分表示を読めば、電解水の正体はハッキリとわかる。
 「水酸化ナトリウム水溶液」
 これが電解水の正体だ。
 皮脂などの脂を分解するには、希薄な塩基溶液を使うのが手軽な方法だ。脂質を分解してくれるので、きれいさっぱり取れるし、PCなどで使用されているプラスティックと反応することともない。
 さて、ぼくの使ったOAクリーナーのパッケージには大きくこう書いてあった。
 「独自の電解水」
 水に水酸化ナトリウムをちょっと溶くだけなのに独自の技術とはこれいかに?職人技がいるような作業でもないだろうに…。どの辺が、どう独自なのかしっかり示してもらいたい。

※画像はイメージであり、ぼくが疑問を投げかけた商品ではありません。