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警官多すぎ

by 唐草 [2014/04/23]



 右を見ても左を見ても街は警察官だらけ。世の中には、こんなにも大勢の警察官が存在していたのかという事実に驚きを隠せないほど警官があふれている。
 やはり、一国の大統領が来るとなるとこうも大事になってしまうのか。
 ぼくが警察官の多さに驚いたのは、秋葉原駅の構内。エスカレーターの降り口ごとに2人1組で警官が立っていた。3階建ての秋葉原駅には多くのエスカレーターがある。いったいエスカレーターの監視だけで何人の警察官が動員されているのだろう?きっと制服を着た警察官のほかに私服の警察官も混じっているのだろう。
 コインロッカーは完全に閉鎖され、ゴミ箱もふたをされて使用できないようになっている。そして威嚇するように立っている大勢の警察官。
 このものものしい雰囲気、実に非日常的に興味深い。街の表情が普段とは違って見える。
 大統領が来るから厳重な警備がなされているわけだ。確かに大統領の来日に合わせてことを起こせば、より大きな恐怖を植え付けることができるだろう。
 でも、別の動機があれば普段だってそういうテロ行為を行うことは可能だ。そのことを思うと、普段がいかに野放しになっているのかよくわかる。
 また、これだけ大勢の警察官が立っていると、一人増えても気にならない。この厳重な警備状態でもっとも怖いのは、目出し帽を被ったステレオタイプのテロリストではなく、制服を着た偽警察官ではなかろうか。
 そんなことを考えながら、いつもより少しだけ緊張した街の空気を楽しむ。