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休みだと伝えて!

by 唐草 [2014/05/02]



 目覚ましはタブレットのアラーム機能を利用している。これは実に便利だ。一度この利便性を知ってしまうと普通の目覚まし時計には戻れない。
 まず、曜日ごとに異なる起床時間を設定できる。ぼくのように朝早い日もあれば夕方に出かける日もある不規則な暮らしをしている人間にとって、起床時間とは毎日異なるもの。従来の目覚ましでは、毎日設定時間を変えなければならない。または、曜日の数だけ目覚まし時計を用意して使い分ける必要がある。
 アプリのアラームを利用すれば、そんな苦労もない。あらかじめ設定した一週間のスケジュールにしたがって異なる時間にベルが鳴る。
 次いで便利なのが、寝る前にアラームのスイッチを入れなくても時間になればベルが鳴るということ。例え、寝落ちしてベッドに倒れ込もうとも確実にベルが鳴る。もう、設定忘れという悲劇からも解放されたのだ。その事実を理解しているだけで睡眠の質が高まるように思える。
 だが、どんなに便利なものにも落とし穴はある。今日、その事実を痛感した。
 ぼくにとっては休日である今日。だが、タブレットがその事実を知るよしもない。勤勉で無慈悲なタブレットは、ぼくがまだ寝たばかりだというのに予定に従って大音量を撒き散らした。
 あぁ、昨晩アラームを解除するのを忘れていた。これぞまさに利便性の落とし穴。