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ネットワークトラブルの原因

by 唐草 [2014/05/13]



 5/9の記事から続く
 
 あらすじ:超高速点滅を続ける無線LANアクセスポイントのアクセスランプ。これはただ事ではないと焦るも原因が分からずじまい。大きな問題が起きたらコンセントを抜こうと誓い、放置を決め込んだ。
 
 先週の金曜日からずっと問題を放置してきたが、改善の兆しは一向に見られない。アクセスランプは、可能な限りの速度で瞬き続けている。
 これがサーバのアクセスランプだったら、こうは悩まない。それは、多くの訪問者がこのサイトを訪れている証だから。でも、光っているのはサーバではなく無線LANのアクセスポイント。これを利用できるのは、我が家の家の中のネットワークを使用している者に限られる。そして、誰も利用していないのにアクセスランプは瞬きを止めない。
 当然、タブレットなどの無線LANはすべてオフにしている。それでも、通信が止まらないのだ。これは、明らかに存在しないIPアドレスにパケットを送ろうとしている可能性が高い。
 アクセスポイントの管理画面を確認したら通信成功率28%とという驚愕の低スコアを記録していた。発信する電波の約3/4は、存在しない誰かに送られていることになる。
 これは、まずい。本気で対策をしなければ。
 機器の故障を疑い、アクセスポイントをバックアップ機に付け替えてみた。この機器には、まだ我が家のネットワークの設定をしていない。バックアップ機の示す挙動で、原因がどこにあるのか把握できるだろう。
 バックアップ機は、元の機器と同じようにアクセスランプを点滅させた。どうやらアクセスポイントの問題では無いようだ。本当に行先の不明なパケットが垂れ流しになっているように見えた。
 その挙動を見たとき閃いた。
 ひょっとして同一ネットワーク内すべての機器に一方的にパケットを送るブロードキャストが発生しているのではないだろうか。
 だとしたら原因は、ブロードキャストを連発するDHCPサーバにあるのではないだろうか?
 その推測に基づいてDHCPサーバを停止させた。
 すると、先ほどまでのLEDの点滅が嘘だったかのようにおとなしくなった。すべてが、平穏に戻った。
 まさか、DHCPサーバが暴走してブロードキャストを連発していたとは…。分かってみれば実に初歩的かつ致命的な問題。もっと早くに気が付きたかった。