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ガッシュ塗り塗り

by 唐草 [2015/07/29]



 久しぶりにアクリルガッシュを手に取った。耳馴染みのない方もいるかもしれないので、一応補足しておこう。アクリルガッシュとは、アクリル絵の具の一種で速乾性が特徴。小学校で使う絵の具のように水で溶かして使える便利なアクリル絵の具だ。
 残念ながら絵を描いたわけではない。夏休みということでちょっと工作をしたくなった。そこで、下地の塗装にアクリルガッシュを用いたという訳だ。
 そう言えば、最後にアクリルガッシュを使ったときも絵を描くために使った訳ではない。たしかテレビ台の背面パネルを補修した際に使ったように記憶している。もう、何年も絵の具で絵なんか描いていない。
 絵の具の用途はなんであれ、色を塗るのは楽しい作業だ。今回のように単色で塗りつぶすような単純な着色でもワクワクするものがある。幅の広い刷毛のような筆で豪快に色を重ねていく爽快感とでも言ったところだろうか。
 色塗り作業は楽しかったが、ぼくの技量は大幅に落ちていた。
 まず、絵の具を溶く水の分量が分からなくなっていた。初めに溶いた絵の具は、透明水彩のように薄くなってしまった。単色で塗りつぶしたかったのに、下地のケント紙の風合いがしっかりと残ってしまった。また、薄いので塗りムラが顕著だった。
 筆さばきもひどいものだった。塗りムラがあるだけでなく筆のあともクッキリ残ってしまう。フラットに塗りたいのに筆跡で紙は縞模様のようになってしまった。昔は、もっと細い筆でも均一に塗れたのに。
 結局、絵の具を溶き直して合計で3度塗りすることで、かなりフラットな塗り面を実現することができた。アクリルガッシュの性能を考えれば、1度塗りでもできるはずなんだけどなぁ。
 年単位で久々の作業となったので塗るだけで精根尽き果ててしまった。工作としては、初めのステップが終わっただけ。この後に2mmボール紙の切断や、パーツの接着など様々な行程が残っている。いつになったら完成するのやら。今日のペースだと先が思いやられる。