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成績評価を始める

by 唐草 [2015/07/30]



 重い腰を上げて、ようやく成績評価を開始した。去年までも非常勤講師の仕事をしていたのだが、成績評価はなかった。雇用形態やら担当授業の複雑な事情が絡んでいるので詳しい説明は割愛させてもらおう。要するに、今年が初めての成績付けなのだ。
 ぼくの担当している授業は、複数の教員が同じ授業を担当している。だから、採点の基準がぶれないように評価シートなるエクセルファイルが渡されている。そのシートのフォーマットに従ってレポートの得点などを入力していくと100点換算した得点を弾き出してくれる便利なシートだ。
 便利は便利なのだが、入力項目がやたらと多い。ひとりの学生に対して27項目もの評価が用意されている。それを合計70人以上入力しなくてはならない。この手の事務作業が苦手なぼくにとっては、ハッキリ言って教壇に立つ方が楽だと感じられてしまうほどだ。
 入力データがキレイにそろっているなら入力も捗るかもしれない。でも、ぼくの手元にあるレポートは大まかに学籍番号順にそろえてあるだけ。しっかりと名前を確認していかないと入力ミスの恐れがある。同じ名字の学生も多数いるので、下の名前まで確認しないといけない。また、評価するレポートの枚数も1クラスで約900枚。個々の採点は既にしてあるとは言え、これだけの紙の束から目的の情報を抜いていくのは楽な作業でない。何より数百枚の紙を挟んだファイルは重すぎる。ハッキリ言って重労働だ。
 ポチポチとテンキーを叩いて得点の入力を進めて行く。まったくおもしろくない。すぐに集中力が切れてしまう。可能ならば誰かを雇って入力を変わってもらいたいぐらいだ。当初は1日で終える予定だったのだけれども、その目論見は見事に崩れ去った。明日もこの地味な作業が続くかと思うとウンザリだ。