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銀河の中心には

by 唐草 [2016/10/29]



※ネタバレです。
 
 宇宙探索ゲーム『NO MAN'S SKY』。宇宙を際限なく探索するだけのゲームなので、ボスを倒せとかそういう明確な目標は設定されていない。ただ、一応2個ほど目標と呼べば目標と言えそうなものがある。
 ひとつが、銀河の中心を目指すこと。もう一つは、宇宙に散在する謎の調停者アトラスのモノリスを探すこと。
 購入から約2ヶ月。ひとつ目の目標である銀河の中心へようやく到達することができた。長い道のりだった。
 つい先日まで、隣接する星系をひとつずつ丁寧に渡り歩いて、しかも星系に含まれるすべての星に寄っていた。初めの頃は、1日1惑星というペースで遊んでいたが、長居する価値がない惑星もあるので移動のスピードは徐々に上がっていった。1日1星系というペースが長く続いていた。
 ゆっくりとしたペースも悪くなかったのだが、ぼくの歩みが遅いことは明白だった。そのことに数字的に気がついてしまった。
 1回のワープで30光年ほど進んでいたのだが、銀河の中心までは40,000光年もの距離が設定されていた。このペースだと1,300日、つまり4年ぐらいかかる計算だ。さすがにそんなに長く遊ぶつもりは無い。
 ワープエンジンを最大まで強化して、一気に旅を進めることにした。
 その結果、1回のワープ距離は10倍以上の400光年まで伸びた。
 さらにワープ用の燃料とその素材を大量に用意することで15連続のワープを可能にした。
 これによって40,000光年の旅は、徒歩から新幹線レベルまでペースアップ。もう、惑星には立ち寄らず銀河の中心を目指すだけになった。
 ひたすらにワープを繰り返すこと数日。ついに銀河の中心から500光年ぐらいまでの距離までたどり着いた。ここまで来ると、経路の選択肢が減ってくるので他のプレーヤーが既に発見して名を刻んだ星ばかりになる。あと2回のワープでついに銀河の中心だ。
 ところがだ、500光年から先に1個の星もない。そして、銀河の中心も謎の光があるだけでワープの対象地点になっていない。なんてこった。
 銀河の中心まで行ってこいと言われたものの、たどり着く術もないし、それどころかなんにも無かったというビックリなオチ。モノリスでも置いてあると思っていたんだけどなぁ。
 さすがインディーズ発のゲームだ。予想の斜め上を行ってくれるぜ。とは言え、ここまでの旅はおもしろかったので、満足。