by 唐草 [2014/04/01]
今年もやってきたエイプリルフール。
ネットではどんな嘘が飛び交うのだろうか?大手のサイトはどんな嘘を掲載するのだろうか?
年々、大手企業のサイトに掲載されるエイプリルフールの嘘はスケールアップしているような気がする。なんか騙されてしまいそうなちょっとした嘘という範疇は超えて、壮大なネタという領域に達しつつある。さすがにそんなに壮大だと、おもしろいけれど騙されはしない。騙されないネタってエイプリルフールとしてはどうなんだろう?
なんか目的がずれてきているように思える。
Google Mapとポケモンのタイアップなんかは、良くできていたと思う。でも、どこにも騙されそうな要素はない。まだ自動車会社のAudiが寿司に参入というネタの方が嘘らしい嘘で好きだった。
エイプリルフールって何をする日なんだかよく分からなくなってきた。
大切なのは、嘘を言ってもいいって事で、自慢のネタを得意気に披露する日では無かったと思うんだけどなぁ。いつから変わってしまったのだろう?
ぼくとしては、虚構新聞ぐらいの一瞬信じてしまいそうなネタが好きだ。
そう言えば、カラクサラボでエイプリルフールの企画をやらなくなって久しい。が、ここではないところでぼくは、ささやかな嘘をついている。
今年は時事ネタに合わせて、「ドラクエXの世界でも増税でアイテム値上げ」というフェイク画像を作ってみた。反応は上々だったようだ。
そう言えば、ドラクエXでもエイプリルフールが実行されていた。以前アップデート情報を公開した際に、NPCと戦えるという嘘画像を公開したことがあった。その画像を現実にしてしまったのだ。ネタとしては非常におもしろいし、良くできていた。でも、嘘を付くべきエイプリルフールに瓢箪から駒のような形で嘘を真実に変えちゃうのは、なんか本質を見誤っているような気がした。