by 唐草 [2014/11/23]
今日は、パクチー会という妙な会に参加してきた。香味野菜のパクチーを植える会ではなく、パクチーを食べる会。
シャンツァイやコリアンダーなどという名称でも親しまれているパクチー。この香味野菜は、好き嫌いが大きく分かれる食材のひとつらしい。嫌いな人にとっては、くさいと感じるほどに匂いが強く、苦みしか感じないらしい。タイ料理などのエスニック料理が苦手だという人の多くは、パクチーが食べられない人がほとんどだとか。
その一方で、パクチーが大好きな人間もいる。
世の中には、パクチー料理専門店なんてものまで存在する。
日本では、本当に好き嫌いがきっぱり別れている食材のひとつだと言えよう。
ぼくは、パクチーが平気。エスニック料理などに載っていてもパクチーがあることさえ気がつかずにバリバリ食べてしまう。意識することなく食べられてしまうので、パクチーが好きだという認識すらない。蕎麦の薬味であるネギよりも気にせずパクチーを食べることができる。
こういうパクチー好きは、少数派。
嫌いな人はとことんキライなので、エスニック料理には誘いにくい。ましてや、パクチー専門店なんか以ての外だ。
だが、幸運なことにドラクエを通してパクチー好きが集うことに成功した。好き者同士思う存分パクチーを食べようというのが、今日の会の趣旨。
小食ながらぼくも参加してきた。
パクチーサラダからパスタ、ピザ、肉料理とパクチーまみれの料理を色々と食べてきた。パクチーモヒートなんてお酒も飲んだ。
どの料理も美味しかった。
パクチーなんてぼくにとってはタダの葉っぱ。かすかな苦みを感じるが、クセなんてなにも感じない。また、肉の臭みを消してくれる有能なスパイスにしか思えない。パクチーモヒートに沈んだパクチーを直にバリバリ食べても平気だし、むしろ葉っぱ単体で味付け無しでもいけるじゃないかと感激していたほどだ。
パクチーを堪能した。
きっと、帰りの電車の中でぼくはパクチーくさかったのだろう。焼肉帰りの人がニンニクくさいように…。