by 唐草 [2015/05/24]
5/23からの続き
前回のあらすじ:家から10km離れた河原で自転車のチェーンが破断!
自転車のチェーンを直すには専用の工具が必要だ。チェーンカッターと呼ばれる工具。カッターと言っても、実際に切り落とす訳ではない。チェーンをつないでいる金属棒を抜いて、チェーンの長さを変更する工具だ。チェーンカッターなんて使用頻度の低い工具は持っていない。チェーンカッターを買うお金があるのなら自転車屋に何度も修理を依頼できる。
チェーンの修理方法は大きく分けて2通りある。
1つは、チェーンを丸ごと交換する方法。これはチェーン丸ごと総取っ替えなのでコストがかかる。もうひとつの方法は、チェーンの破損した箇所だけを外して一部だけを新しくする方法。これは安く済むので一般的なチェーン修理の方法だ。
今回、ぼくは全交換を選んだ。
今使っているチェーンは、もうだいぶ長いこと使っている。10年ぐらいだろうか?何万キロも走っているので、少しやせてきていた。どこにどれだけ疲労が溜まっているか分かったものでは無い。部分的に直したとしても、すぐに別のところが切れるかもしれない。ぼくは、お金よりも信頼性を選んだ。その結果が、全交換である。
馴染みの自転車屋にチェーンを交換してもらった。少し高く付いたが、安全には変えられない。
修理の終わった自転車を引き取りに行った際に、自転車屋から思わぬ話を告げられる事となった。
疲労が溜まっていたのはチェーンだけではなかった。
ギアも摩耗していると告げられた。
これはまったく予想をしていない展開だった。そう言えば、ちょっと強引な設定にしないとギアが変わりにくくなっていた。あれは、ワイヤーの問題ではなくて歯車が減っていたせいだったのか。
このギア(Deore)にしてもう何万km走ってきたんだろう。10万kmぐらいは軽く達成していたりするのだろうか?交換の費用を考えると気が重いが、ギアが摩耗するほど走ってきたかと思うと感慨深いものがある。