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死体だらけの一週間

by 唐草 [2012/03/19]



 先週は、本当にたくさんの死体を見た。バラバラ死体にミイラ化したやつ、刺殺に撲殺、毒殺もあったような気がする。列挙したい変死体はまだまだあるが、適切な表現が分からないものもある。まるで他殺体の見本市にでも参加したようだ。これらの死体をどこで見たのかと言えば、当然フィクションの世界。すべて、ドラマの中のお話なのでご安心を。
 どういうわけか、先週は見てみたいサスペンスドラマが集中的に放送されていた。残念ながら全部見られた訳ではないが、最大で1日3本ぐらい放送された日もあった。それでも、普段あまりテレビを見ない我が家としては異常事態とも言えるほどのテレビの稼働率だった。
 あまりに立て続けに様々なドラマを見たので、どの話を何曜日に見たかがあやふやになっている。正直に告白すると、いくつかの話が混ざってしまっている。ちょっと欲張って見過ぎてしまったかもしれない。
 あやふやな記憶をたぐり寄せて先週見た10本のドラマの中でいくつの死体が出てきたかを勘定してみよう。あの事件で5人で、そっちの事件が3人。あれも3人だったし…。しまった、どんな事件だったか全然思い出せない話もある。それでも、記憶の断片を繋いでいくと最低でも30人分の死体を見ているだろう。
 ドラマ1本当たり平均3人といったところだ。1日平均で考えると4人を超えている。町の小さな葬儀社では捌けないぐらいの量かもしれない。こういう具体的な数字を目にすると「ちょっと見過ぎたかもしれないなぁ。」なんて改めて反省してしまう。
 それにしてもぼくはどうしてこんなにもサスペンス好きなのだろう。基本的には喜劇が好きだと思っているけれど、読む小説も見るドラマも人死にが絶えない推理ものばかり。今日までぼくが読んだり見たりした推理ものの中で殺害された人数を数えたらいったい何人になるのだろう?今週のように1週間で30人の週もある。それを考えると軽く4桁に達するのではないかと少し不安になる。