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初代の行く末

by 唐草 [2012/07/15]



 本棚移動とともに実施された自室の模様替え。Wiiで快適に遊べるドラクエ配置の部屋へと仕上がった。
 やるなら徹底的にという方針のもと家具の再配置だけでなく、棚の中身の見直しも行った。その結果、すっかり忘れていた物が見つかった。
 メタルラックの下段に眠っていたのは、初代PlayStation(以下プレステ)だった。
 グレーの本体は、すっかり埃に覆われて毛皮仕様にでもなったようなありさまだ。丁寧に埃を振り払ってプレステを手に取ってみる。
 ジャンピングフラッシュや初代&二代目グランツーリスモ、アーマードコア第一世代シリーズ、アクアノートの休日などの懐かしいゲームの記憶が蘇る。FF7とDQ7でもずいぶん遊んだものだ。
 楽しい記憶はたくさんあるが、プレステの天下はPS2がやってくるまでだった。PS2の下位互換機能により、初代プレステはお役ご免となった。それから十数年、いまやPS2だって眠りについている。
 まるで繭のような埃の層に包まれていたプレステは、果たして動くのだろうか?電源もコントローラーも見つかった。ものはすべて揃っている。
 でも、動いたところでなんになろう?
 プレステのソフトは、PS2でもPS3で遊べる。仮に眠っていたプレステになんの問題が無くとも、もはやプレステには用はない。とは言え、プレステ -しかも初期モデル- をもう使わないからとうち捨ててしまうのはもったいない気もする。あれだけお世話になったハードをゴミ袋に詰めて捨てるのにはやはり抵抗がある。
 ゲーム機としての価値は既に消失しているのは間違いない。でも、ゲーマーなぼくは往年のハードにアンティーク品としての価値を感じている。
 これからは、実用的なゲーム機ではなく趣味的なコレクションとしての余生を送ってもらおうかな。