by 唐草 [2012/07/16]
DQXのβテストが終了した。休止期間の方が長かったとは言え、約5ヶ月にわたる長規模なテストだった。ドラクエにかける熱い思いが伝わったのかどうかは分からないけれど、他人の家のタンスを開けたくなるぐらいにドラクエ好きなぼくにとって3月の末からテストに関われたのは実にラッキーだった。
当初は、街の外に出ることすらままならなかった。その後、様々なアップデート(主にサーバ側)が重ねられ、徐々に遊べるものへと進化していった。
ただ、その道のりは険しい物だった。遊んでいるとパーティーメンバーが1人ずつ落ちていく不具合に長らく見舞われていた。通称「順番落ち」と呼ばれ、落ちることが当然で次は誰が落ちるかを予想しながらゲームを楽しんだものだ。
そんな問題も、6月末からの最終テストでは改善していた。正式稼働に向けて不安はない。もっとも初日のログイン祭は発生するだろうけれど。
DQXのβの最後の瞬間は、テストを通じて仲良くなった方々とオンラインで過ごした。
テストが終わる事への寂しさと、製品版への期待。データが消されることの悲しさと、ここまでやり込んだ満足感。そして、自分たちがわずかながらも開発に協力したという自負と他の人より一足早く話題のゲームに触れられたという優越感。
そんな感情が入り乱れたお祭り騒ぎが、オンライン上で展開されていた。
これこそβの醍醐味。これが好きだからβテストはやめられない。
今日を終わりと捉えると、心の中の盛り上がりがひとつ無くなったように感じられてしまう。でも、実際はようやくスタートラインに立てたんだ。喜ぶべき日のはずだ。前夜祭が終わったに過ぎない。
そうは分かっているんだけれど、8/31の夜のような気分から抜け出せない。