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互換機界に激震

by 唐草 [2016/09/30]



 任天堂がとんでもないことをやってくれた。
 ファミコンソフト30本入りのミニファミコン『ニンテンドークラッシクミニ』というハードを発表した。
 HDMI出力対応でUSB給電という今の環境を強く意識したスペック。そして、ファミコンそのものの見た目。レトロゲームに興味があまり無くとも昔を懐かしんで購入してしまいそうな逸品だ。
 ネットでの反応も上々のようだ。twitterのトレンドワードにも関連する語がたくさん並んでいた。
 ソフトのラインナップを含めて、とても良い製品であることは間違いない。
 でも、ぼくはこの商品の発表を受けて死にそうになっている。
 実は今、ファミコン互換機を売っている会社と一緒に仕事をしているのだ。
 タダでさえ群雄割拠で、小さなパイを取り合っていた互換機ビジネス業界。そこに公式が、全力で殴り込んできたというのが今朝の状況。任天堂が動けば、その風圧で倒れてしまうような体力の無い小さな会社ばかり。激震なんてレベルじゃないショックに襲われている。
 今週発表した新製品も、完全に『ニンテンドークラッシクミニ』食われてしまった。もう、何もできない。
 10年ぐらいゲーム業界に寄生する業界で働いてきたが、今回の衝撃は五本の指に入るレベル。ちょっと食うに困るレベルの発表なんですけど…。任天堂は非公式サードパーティー殺しでも始めたのかしら。WiiUがあんなことになってしまったんで、任天堂もなりふり構わずって感じになってきているなぁ。