by 唐草 [2016/08/17]
指が痛い。右手の人差し指が痛い。
突き指をしてしまったような痛みがある。
でも、突き指をした記憶なんてどこにもない。暑さに文句を言いながら、ダラダラと低いテンションのままスマホゲーで遊んでいただけなのに。
いや、まさか、ひょっとして、それが突き指の原因なのか?
各種ゲームを画面の大きなiPadに導入して遊んでいる。6インチ以下のスマホサイズの画面なら指先のちょっとした動きで操作可能だ。でも、10インチのiPadだとそうはいかない。左手でしっかりと本体を握って、右手の人差し指を画面いっぱいに動かしている。素早く動かすと、いやが応にも力が入ってしまう。
ぼくの低いテンションとは裏腹に思いの外強く画面をタップし続けていたのかもしれない。
ゲーム機のコントローラーで鍛え上げられた親指は、1日に何千回ものボタン操作に耐える堅牢さを体得した。これは、幼い頃からの訓練のたまものである。
ところが、画面に表示される仮想ボタンをタップするようになったのは、ここ最近のこと。ましてやゲームで本格的に遊ぶようになったのは、この夏からだ。人差し指の耐久能力は、ぼくが期待するほど高くなかったのかもしれない。
キーボードを叩くときは、4本指タイプ(左右で4本)で華麗な人差し指さばきを存分に発揮している。その指さばきはキーボードのバネによって支えられていることをすっかり忘れていた。
堅い画面を叩くだけの仮想ボタン操作には、鍛錬が必要だと言うことを身を持って思い知った。鍛錬のためにもっとゲームで遊ばねば。休むなんて選択肢はぼくには無いのさ。