by 唐草 [2015/07/20]
ぼくは、ジンジャーエールが好きだ。そのことは、散々書いてきた。
何年か前に「世界のキッチンから」シリーズで発売されたディアボロジンジャーこそ至高のジンジャーエールだと考えている。ディアボロジンジャーを飲んでしまうとコカコーラのカナダドライではどうしても物足りない。
他に何か良いジンジャーエールはないものだろうか?
刺激を求める欲求はあるが、自ら足を動かして探そうという気概ないままカナダドライで小さな満足を得る日々が続いていた。
ここのところ月に1回ぐらいのペースで知人たちと食事をしている。最初はドラクエのオフ会の延長だったが、今は食事目的で集まっている。大人が集まって何かを食べると当然のことながらアルコールの出番となる。ただ、ぼくはかなりアルコールに弱い。実験の結果、30分以内にエタノール換算で12g以上のアルコールを摂取すると顔が真っ赤になってフラフラに酔っぱらってしまう。分かりやすく言えば、ビールの中ジョッキを飲んだらアウトだという計算だ。
だから、アルコールは飲んでも1杯が限度。それ以上飲むと吐き気との戦いになるだけだ。
そんな訳で、2杯目以降は大抵ジンジャーエールを頼んでいる。外で飲むジンジャーエールは、家で飲むより刺激が強くディアボロジンジャーに近いような印象を受ける。腰抜けのカナダドライとは何かが違う。そう言えば、ほとんどの場合『辛口』と書かれている。なにか特別なジンジャーエールなのだろうか?
いつも疑問に思うのだが、深く追究しないで飲んでいた。そして、帰る頃にはジンジャーエールのことなんてすっかり忘れているというのを繰り返していた。
ところが、6月頃に行った店で運命の出会いを果たすこととなった。いつものようにジンジャーエールを頼んだら瓶で出てきた。そして、ついにその正体を知るに至った。
そうか、これがウィルキンソンのジンジャーエールなのか。炭酸水と一緒によく売ってるヤツじゃないか。なんだ、意外と身近に転がっていたのね、辛口ジンジャーエールって。以来、我が家の冷蔵庫にはウィルキンソンが常備されている。