by 唐草 [2014/02/04]
今日は、午後から出かける予定だった。
雪の予報が出るような寒い日に朝から出かけなくて済んだのはラッキーなこと。契約先の会社の新サービスの滑り出しも順調なようで、ぼくへの呼び出しもなさそうだった。
こんな日は、時間ギリギリまで家でぬくぬくしているに限る。防寒のために雨戸を閉め切った自室で悠々と午後を過ごしていた。
時間になったので、重い腰を上げて支度をしようと隣の部屋に入って絶句した。
窓の外が白い!
積もってる!天気予報通りに雪が積もってる!
なんてことだ。ぼくが陽の光のささない自室に閉じこもっていた数時間の間にこんなことになっていようとは!
窓の外はしっかり雪化粧。道路には積もっていないが、家の屋根も垣根の木にも、そして真っ平らな駐車場もみんな真っ白になっている。見たところ軽く3cmぐらいは積もっているようだ。もし出かける予定が無いのならば「雪を見に行く」という口実で意気揚々と散歩へ出ていたことだろう。そして途中で小学生と同じように雪玉を作って遊んだりしていたに違いあるまい。
でも、残念ながら雪と戯れている余裕は無い。これから打ち合わせへ行かなくてはならないのだ。
そう思うと途端に足が重くなる。
我が儘なものだ。自分でも、心底そう思う。
同じ雪道を歩くのだとしても、それが通勤なら苦役でしかない。それが自発的な散歩ならレジャーになるのに。
はぁ、なんでこんなタイミングで出かけなきゃならないんだ…。
結局、ぼくが出た時間が一番雪が積もっていたタイミングだった。うーん、バッドタイミング。