by 唐草 [2016/02/26]
今、開発を請け負っているプログラムは、詳細を説明すると「なんでそんな面倒な事をわざわざするの?」と言われそうに複雑なことを実行するために設計されている。おもいっきり単純に言えば、大学の授業でグループワークを支援するシステムということになる。
「友達と自由にグループ作って」と言われて青ざめていたぼくのような学生にも優しいシステムだ。
ひとりで黙々と開発を続けてきて、いよいよ完成も近づいてきた。だが、ここのところ頭の中がねじれる感覚に襲われるほどにやっかいな状況に陥っている。
グループワークを支援するツールなので、1人用ではない。当然、動作テストをする際に複数の人が必要になる。だから、ぼくはひとりで全ての役を同時に演じながらテストを実行している。
まずは、先生役。授業の設定をしたり学生を監視したりする。グループワークなので、学生役は複数必要だ。2グループ以上必要なので6アカウントを駆使している。Aグループの2人とBグループの1人を同時に演じて学生の挙動をチェックしている。
ブラウザ経由のWebアプリなので、同じブラウザからは1人しかログインできない。プライベートモードも駆使してChrome、Firefox、Safariを同時に使ってマルチアカウントを操る日々。もう、テストをしているだけで脳の血流が限界値に近づいているのを感じている。
開発本体よりも、この1人4役の動作テストの方がずっと疲れる。