カレンダー

2016/08
 
   
       

広告

Twitter

記事検索

ランダムボタン

宇宙探索中

by 唐草 [2016/08/27]



 宇宙探索ゲーム『NO MAN'S SKY』。予想通りに無目的なゲームのようだ。
 どうやら銀河の中心を目指すという目標があるようだが、別に無視していても構わない。未開の惑星で原生動物の調査をするもよし。金属資源が豊富な惑星に辿り着いたら一攫千金を求めて鉱石を掘りまくるもよし。ダフトパンクのメンバーのようにしか見えない光ヘルメットを被った人型の宇宙人と交流するもよし。飛び回っている宇宙船を撃墜するシューティングゲームだと思って空中戦を楽しむもよし。
 ようするに何をどんな順番で遊んでも構わないゲームだ。自由度が高いというより、放ったらかしにされているような感じが強い。
 だから、このゲームは好き嫌いが極端に別れると思う。先行発売していた海外版では、わずか2週間で9割のユーザがゲームを起動しなくなってしまったらしいという調査結果が発表されていたように記憶している。
 自分で小目標を定めて、それを淡々と達成していくことに満足できるような人でないと絶対に面白くないゲームだ。むしろゲームとしては、面白くないと言い切ってもいいのかもしれない。
 『NO MAN'S SKY』が提供してくれるのは、架空の宇宙だけ。そこで何をするかは、遊ぶ側にすべて委ねられている。もう、これって場の提供であって、遊びの提供ではないと断言しても過言ではない。
 ぼくは、1日1惑星というペースを自分に課している。先に急ぐことだけを考えたら、もう銀河の中心に到達していそうだし、逆に1惑星を完全に調査し尽くすとなると何日も同じ場所で足止めすることとなる。バランスを考えての1日1惑星だ。
 なお、『NO MAN'S SKY』で遊んでいたら、昔々に『アクアノートの休日』で遊んでいた時の感覚が蘇ってきた。あの海中探索ゲームが好きだった方なら、広大な宇宙探索を楽しめるかもしれない。