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休みは誰のため?

by 唐草 [2016/08/28]



 今日は日曜日。月曜日から毎日続いてきたリフォーム工事も休みになっている。
 この休みって誰の為のものなんだろう?なんてことを久々に工作機器の音のしない我が家で考えていた。
 依頼側のぼくとしては、1日でも早く工事を終わらせてもらいたいと願っている。ガスが完全に使えず、水道も制限されているし、工作機器の消費電力が大きいためPCどころかPS4すら使えない。各種インフラがかなり制限されている工事中の我が家は、ちょっとしたイージーモードの避難生活のよう。毎日は、思いがけぬ不便だらけだ。
 また、猫が脱走したり工事のジャマをしないように階段に簡易的な間仕切りを設置してある。ジッパーで開け閉めする厚手のビニールシートが階段を封鎖しているのだが、これがまるで急ごしらえの伝染病隔離施設のような趣がある。これの開け閉めが非常に面倒でストレス源になっている。好奇心旺盛な猫は、ぼくが通る隙に脱走を試みるし、ちょっとでも隙間があると鼻を突っ込んでジッパーを開けてしまう。猫への配慮に骨を折る毎日だ。
 作業が行われている間は、職人さんたちの出入りはあるし、工作機器の大きな音が響き渡っている。あちこちから聞き慣れない音がしてきて、我が家にいるのに心が休まらない状況が続いている。
 今日の休みは、当然職人さんたちの休日を確保するために設けられたものだ。適切な休息がなければ、万全な作業はできないだろう。
 ただ、それ以上に住人であるぼくらのための休日という意味合いが強いように感じられる。
 ガスと水道は相変わらず制限をうけているが、電気はいつも通りに使える。なにより工事がないので静かだし、職人さんたちの出入りがないので我が家にいるという実感がわく。
 ありがたい休日だ。