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冬眠期間に突入

by 唐草 [2018/01/18]



 さーて、後期の授業も今日でおしまい。大学ではインフルエンザが流行始めていたが、マスク着用と手洗いを徹底した結果ぼくは罹患することなく後期を乗り切れた。
 授業が終われば、もう大学へ行くことはない。あとは、自宅でできる採点を残すのみである。仕事はほぼ終わったようなものだ。そして、早起きのプレッシャーからも解放された。もう完全に自由の身である。
 次に大学へ行くのは、なんと来年の4月である。実に70日以上の連休がぼくの前に転がっているのだ。夏休みを遥かに凌駕する長さの冬休み。勤勉に働く方の年間の休みの数を超えているかもしれない。
 しかしこれだけ仕事のない期間が長く続くと、もうそれは休みではなく無職にしか見えない。心ない友人らは、この期間のぼくのことをスーパーニートと呼ぶ。何がどうスーパーなのかは、よく分からない。ドラゴンボール直撃世代のぼくとしては、「スーパーサイヤ人のようで強そうだ」と脳天気な感想しか抱いていない。悟空との共通点は、定職に就いていないということしかない。きっとバカにされているのだろう。
 誰がなんと思おうと関係ない。ぼくは誰もが一度ならず考える「働きたくないでござる」というアイディアを多大な努力と犠牲を払って実現したのだ。一時的なものかもしれないが、夢を叶えたのである。誰にも邪魔はさせない。
 さあ、休みだ何をしよう。
 ぼくが熊だったら、迷うことなく冬眠をしているだろう。だが熊じゃない。2ヶ月も3ヶ月も寝続けるなんて言う自堕落を極めたような生活は、やりたくても人体の構造上不可能だ。
 もし、ぼくが快活で行動的な人間だったら海外旅行とかに行くのかもしれない。でも、そう言うアクティブな人間は休みをゲットするために全身全霊を注ぐなんて言う非生産的なことはしないだろう。
 例年通り、無為にダラダラ過ごすんだろうな。それも謎の上から目線で働いている人たちを見下しながらね。
 まさにクズである。