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コンパチUIに苦戦

by 唐草 [2023/04/15]



 ぼくはずっと家庭用ゲーム機で遊んできた。だからPCゲームでもゲームパッドを使う。ハイレベルなPCゲーマーからしたら言語道断の選択だろう。だが、カジュアルにゲームを楽しむぼくにはゲームパッドがちょうどいい。
 こんな考えなので、製作中のゲームもゲームパッドで遊べるように作っている。本心では、キーボードとマウスのことは一切考えずにPSやSwitchのようにゲームパッド限定で制作を進めたい。
 けれど思っているだけで、実行はしていない。
 PCゲームを名乗るのであれば、周辺機器ありきで作るのは傲ったやり方だ。まずはキーボードで遊べるように設計して、その上でゲームパッドに対応するのが正攻法。
 実はゲームパッドとキーボードを両立させるのは簡単。ゲームエンジンで「攻撃ボタン」にゲームパッドのボタンとキーボードのキーの両方を設定するだけ。
 とは言え、それだけでは心地よい操作には程遠い。ゲームパッドのボタン配置とキーボードのキー配置をよく考えて、適切な割り振りにしないと操作が破綻する。ぼくはキーボードでのゲーム操作に不慣れなので、方向操作をWASDに設定した際に決定をEとスペースのどちらに割り振るべきなのか自信がない。
 スマホ移植を考えると話は更にややこしくなる。タップ対応が求められるからだ。つまり、マウスでも操作できるように作る必要がある。これが最大の難関。
 キャラクターの移動だけでもマウス操作と方向キー操作はまったく違う。マウスなら行きたいところをクリックするだけだが、キー操作だと目的地まで何度もボタンを押すことになる。内部処理からして完全に別物。
 また、ユーザインタフェース(UI)も違う。アイテムを使うとき、キー操作だとカーソルを動かし使いたいアイテムを選択する。これだと密にアイテム名を表示できる。でも、マウス操作だと最悪だ。マウスでは大きく押しやすいボタン形式でアイテムを表示する必要がある。
 操作の違いを埋められる両対応のUIを作ることが必須。そうは分かっていても一筋縄ではいかない。プログラムを書くこと以上に苦戦している。