by 唐草 [2023/04/16]
この春、Adobeに別れを告げた。未練がましくインストールしていたCS5をアンインストールした。
CS5は10年以上前のバージョン。macOSでは、6年ぐらい前から通常の方法では動かなくなっていた。それを無理やり使っていた。その強引な方法すら4年前から無理になって、ぼくはOSのアップデートを拒んだ。
それももう限界。このままCS5に足を引っ張られていたら、新しいハードは買えないし、最新ソフトも使えないまま時代に取り残されてしまう。CS5が使えるメリットよりデメリットが目立ち始めていた。それに10年も使えば高いソフトの元は取れたはず。
以前にも書いたが、ぼくはAdobeのサブスクを利用するつもりはない。おそらく元を取れないからだ。という訳で、Adobeとは別のソフトを購入した。
それが、Affinity。
20年近く利用してきたAdobeから離れるのは容易ではないと痛感している。Affinityも機能豊富でPhotoshopやIllustratorでできたことのほとんどを実現できる。だが、操作の違いに悩まされている。
言葉の差やアイコンの違いに振り回されることも多いし、「Photoshopだったらこの辺にあったはず」というぼくの曖昧な理解のせいで間違えることも多い。本格的に切り替えて2週間。「できるはずだが、やり方がわからない」というもどかしさの連続だ。
今日は複数選択したベクター画像の線を一括変更できないという基本的なことに苦戦した。できないはずはない単純なこと。そう信じて四苦八苦の末に見つけた方法はあまりにも面倒だった。Affinityの作りが悪いのか?それともぼくが間違っているのか?
正解は当然後者。
ぼくはベクター画像をIllustratorに相当するDesignerではなく、Photoshopに相当するPhotoで編集していた。これってExcelで作ったグラフをWordで編集しようとしているようなもの。苦戦して当然。むしろ、どうにか編集できた互換性の高さに驚きだ。
互換性が高いからぼくは勘違いしたんだ!実にみっともない逆ギレである。