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愚者の独白

by 唐草 [2012/04/02]



 昨年に引き続き今年のエイプリルフールも「wikiすごろく」を利用してしまった。バカの一つ覚えとはこういうことを言うのかも知れない。
 でも、ただのバカだと思われるのは悔しい(この発想が既に愚者)のでこの場を借りて言い訳をしておきたい。
 初代『wikiすごろく xPedianの行進』を公開したのは、一昨年のこと。そんな昔のことは誰も覚えていないと思うので改めて"xPedian"の由来を書いておこう。Wikipediaを舞台にしているのにタイトルが"xPedian"になっているのは、公開ギリギリまでWikipediaとUncyclopediaの両方で遊べるようにしようと格闘していた名残。ウィキペディアンとアンサイクロペディアンの両方が集うゲームということで、xPedianというソニーのスマートフォンのような名前になった。
 ところが、初期コンセプトのWikipediaとUncyclopediaを相互に行き来するゲームデザインが理解不能な難易度だったため2者は分離された。さらに記述ルールの若干甘い(未執筆項目や他サイトへのリンクの多い)アンサイクロペディアのデータを扱うのに失敗した結果、Wikipediaだけのゲームに落ち着いてしまったという過去がある。それでも名前を"xPedian"のままにしたのは、いつの日かアンサイクロペディア版を出したいというぼくの偽らざる本音の名残。
 wikiすごろくは、他に類を見ないルールとゲーム性でインテリジェントな方々からの評価は多かったものの、あれを理解できるハイクオリティーな層が薄かったこともあり鳴かず飛ばすと言った感じに。そんなこともあり続編の作成は完全に諦めていた。
 風向きが変わったのは、昨年ITmediaに紹介されたこと。「なんだ世間より1年早くゲームを作っていただけなんだ」と納得。諦めていたアンサイクロペディア版の作成を開始しようと決意した。だが、腰は重くて頭は鈍いぼくがアクティブにことを進められるはずもない。古いソースコードを引っ張り出したのが、今年の1月ぐらい。
 最大の問題は、アンサイクロペディアを舞台にしたアホなゲームをどんなタイミングで公開するのかということだった。
 白羽の矢が立ったのが、エイプリルフールだった。こんな嘘っぽいゲームは、4/1の他に公開するべきタイミングがあるだろうか?いやない。
 これでゲームを4/1限定公開にすればエイプリルフールらしくなったのかもしれないが、残念ながらぼくにはそこまでの潔さはない。