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紅白の球

by 唐草 [2012/04/12]



 今、部屋には2台のトラックボールがある。1台は以前から使っているサンワサプライの製品。もう一台は、別の場所で使っていて先日回収したケンジントンの製品だ。どちらのメーカも何種類かのトラックボールを製造販売しているが、ぼくの好みに合う大型ボールを採用した製品は少ない。
 少ない選択肢から好みの製品を選んだ結果、2つのトラックボールとも65mmの大きなボールを採用したモデルとなった。ボールの大きさは同じでも両者の使い心地は、微妙に異なる。どちらも一長一短あるのだが、どちらか一つを選べと言われたらボールの動きがより滑らかなケンジントンに軍配が上がるだろう。
 性能差はあれどボールの大きさは同じ。となれば迷わずやってしまうことがある。ボールの交換だ。
 色の異なるボールを交換してみたら、機器の印象が大きく変わって見えた。ケンジントンにはまっていた赤い球を装着した黒いサンワサプライのトラックボールは、なんだかダークサイドに落ちてしまったように見える。逆に、サンワサプライにはまっていたグレーの球を装着したダークメタリックのケンジントンは、アクセントを失ってしまい輪郭がぼけてしまって見える。やはり、球の色まで考えられたデザインだったと納得することとなった。
 だが、ダークサイドに落ちたサンワサプライのトラックボールは、ボールばかり目立っているがそこまで悪くないように思える。趣を変えてこのまま使ってみよう。
 と考えたのだがダメだった。赤い球をはめたままだとポインターがほとんど動かない。どうやら赤い球だと赤色LEDの光の反射をセンサーが正しく感知できないようだ。一方、不可視のレーザーを使うケンジントンは球の色に関係なく滑らかに動いている。
 まさか球の色に左右されるとは想像もしていなかった。65mmの球を何種類か集めて気分によって使い分けようという野望を抱いていたのだけれども、サンワサプライの製品では実現不可能かもしれない。ちょっと残念。