カレンダー

2012/04
     
       

広告

Twitter

記事検索

ランダムボタン

立体視に挑戦

by 唐草 [2012/04/27]



 予約競争とは無縁のパイプがあるので、発売翌週には平然と入手していた3DS。でも、今日まで3DS専用ゲームで遊んだことは一度もなかった。内蔵のゲームや早期購入者に無償配布されたファミコンやGBAのゲームで少し遊んだことがあるだけだった。ぼくの3DSは完全にタンスの肥やしになっているような有り様だった。
 初めて3DS用のソフトを入手したのが水曜日のこと。買ったわけではなく借り物。
 3DSのカメラで撮った立体写真は、確かに奥行き感が感じられる。でも、現実の奥行き感には遠く及ばないし、3D映画よりものっぺりとした程度。初めて見たときは「これが3Dカメラか!」と興奮したが、慣れてくるとどんなものを撮っても奥行き2cmぐらいにしか感じられない。それより、写真を見ていると目が疲れるのが気がかりだった。
 3DSの立体視に対して懐疑的な印象を深めたのは、モンハンtri Gの3Dプロモーションビデオだった。確かにPSPで見慣れたモンスター達が奥行きのある空間に舞い降りたように見えた。でも、1分程度のPVが終わる頃には目が悲鳴をあげていた。なんだか、目の焦点が左右別々の場所に合っているような強い違和感を感じていた。
 さて、実際に自分で3DSのゲームをプレーしたら、ぼくの目はどうなるのだろうか?ぼくの興味は、入手したゲームのことよりも立体視にしか向いていなかった。
 じらすほどのことではないので、結論から書こう。
 一応奥行き感は感じられたが、やはり目に強い違和感を感じた。右目の下の方を何かで押されるような違和感がある。3Dの奥行き具合を弱くすると多少楽になるが、3D表示の上画面と2D表示の下画面を交互に見ると目の筋肉にぐっと力が入るような感じがする。
 立体に見える楽しさと目の違和感を天秤にかけると、楽しさよりも違和感の方に傾いてしまう。
 やはり、左右の視力差と乱視の具合が立体視の妨げになっているのだろうか?ぼくは、立体が浮き出て見える印刷物(焦点をずらして見るヤツ)で立体視できたことがない。そんなぼくにとって3DSは、やはり手強い存在だった。