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ガラケー派の言い分

by 唐草 [2012/04/07]



 Gizmodoに「あえて電話とメール機能しかない古い携帯電話を使う、その理由とは?」という気になる記事があった。きっと世の中にはぼくと同じことを考えている人間がいるのだろうと期待しながら記事を開いた。
 記事内のNY Timesからの引用を要約したと思える部分には、ほぼ同意できた(後半部の筆者の意見は、なんでこんなに攻撃的に否定をするのか理解に苦しむ内容だった)。要するに「スマートフォンに依存したくない」からスマートフォンを持たないという単純な話。
 これは、ぼくがスマートフォンを持っていない理由と近しい感覚だ。
 「自分の脳の半分はサーバの中にある!」と豪語しているほどにネット漬けのぼくがスマートフォンやモバイルルータを持っていない理由は、3つある。

1.オフラインの時間を確保することにより、オンラインの自分を確認するため。
2.あまり外出しないライフスタイルなので、少ない移動時間の暇つぶしに数千円を払うつもりはない。
3.常時つながっていたいと思う人も物もない。

 この3つがすべてだ。冷静で分析的な見方をすれば、ケチで友達がいないというだけの話だ。なにも間違ってはいない。
 以前にも書いたが、Twitterにどっぷりはまっていたころはつぶやくネタを探すために動いていた感じがする。明らかに主客が逆転してしまっていた。それに疲れてしまいTwitterからは手を引いた。
 「スマートフォンに依存したくない」という古い考え方も、ぼくの個人Twitter休止の理由と似たものがあるのだろう。スマートフォンが提供してくれる様々な選択肢を取捨選択するのが面倒なんだろう。
 ネットに接続するようになって以来、ぼくらは自分が処理できる以上の情報を得ることが出きるようになった。その代償として、情報の洪水が引き起こすノイズの中で日々を過ごすこととなった。そのうるささに耐えられないぼくのような人間が、通話とメールしかできないガラケーを愛用しているのではないだろうか?