カレンダー

2014/03
      
     

広告

Twitter

記事検索

ランダムボタン

やっぱりコピー機が怖い

by 唐草 [2014/03/06]



 前にも書いたが、ぼくはコピー機を恐れている。
 なんでそんなに恐れているのかを思い出せないが、昔からコピーを取らねばならない状況を極力避けてきたし、コピーを取らなければダメなときは誰かに頼んできた。
 いつからだろう?こんなにコピーが怖くなったのは。
 昔、4枚コピーと4部コピーを間違えて同じものを4枚刷ってしまった記憶がある。
 昔、紙の位置合わせを間違えてコピーに失敗した事があるような記憶がある。
 昔、自動用紙サイズ判定が失敗して異なるサイズでコピーされたことがあるような記憶もある。
 昔、自動原稿読み取りタイプのコピー機に裏表逆に原稿をセットして白紙をコピーした記憶もある。
 昔、原稿を忘れて帰ってしまった記憶がある。
 だが、コピー嫌いのぼくがこんなにも多くの失敗の記憶を持っているとは思えない。ひょっとして、これらの記憶は誰かから聞いたコピー失敗談を自分の記憶として勘違いしているだけなのでは無いだろうか?
 そもそも人生においてコピー機の前に立った経験などほとんど無い。いつも華麗に避けてきた。それなのにこれだけの失敗した記憶があるのは不自然だ。もし、これらの記憶が事実なら4回に1度ぐらいは失敗している計算になりそうだ。もう、何が真実なのかサッパリ分からない。
 ただ事実がどうあれ、コピー機がぼくに向かって「10円玉何枚でも飲み込んでやるぜ!」って言いながらこっちを見ている気がしてならない。
 今日のコピーはうまくいった。必要な枚数を一発でコピーできたし、忘れ物も無かった。でも、今日がたまたまうまくいっただけかもしれない。次回は、1000円使っても1枚のコピーもできないかもしれない。そして、店員の冷たい視線と後に並ぶ人の鬼のような形相に見送られ、泣きながら家に帰ることになるんだ。本当にコピー機怖い。